愛犬のいびきに潜む病気とは?いびきの原因と予防法を徹底解説!

2019 10/23
愛犬のいびきに潜む病気とは?いびきの原因と予防法を徹底解説!

皆さんは愛犬が突然いびきをするようになったら少し心配になりませんか?
また普段からよくいびきをする子で、突然いびきが大きくなった場合は病気が隠れている可能性もあります。今回はどんないびきが危険なのか、そして、いびきの原因・予防法などを徹底解説していきます。

目次

愛犬のいびきに潜む病気とは?

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心臓病(心臓肥大=僧帽弁閉鎖不全)

僧帽弁閉鎖不全症とは、左心室から全身に送られる血液が左心房に逆流しまう状態の事をいいます。
全身に送る量が減り、左心房が肥大する事で気管支などを圧迫しまう事でいびきをかくようになる場合があります。症状が悪化すると肺うっ血、肺水腫、肺高血圧などさまざまな症状が現れる場合がありますので、注意が必要です。急に大きないびきをかくようになった、呼吸がゼーゼーして苦しそう、などの症状がみられた場合はすぐに医師に相談し、病院を受診しましょう。

軟口蓋過長症

軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)とは、口腔内の上部から後方に伸びた柔らかい部分を軟口蓋といいます。その軟口蓋が通常よりも長いことで呼吸器を圧迫し、狭くしてしまい呼吸を妨げる病気です。主に短頭種の犬がなりやすいです。短頭種の犬は下記のいびきをかく原因でご紹介しておりますので、ご覧ください。

気管虚脱

気管虚脱(きかんきょだつ)とは、気管が本来ある弾力を失い異常に大きくなり、扁平化することで発症する呼吸障害です。はっきりとした原因は解明されていませんが、先天性、肥満などが関係していると言われています。喘鳴(ぜいめい)と呼ばれるガチョウ似た鳴き声「ガ-ガ-」という異常な呼吸をする事があります。重度の場合は呼吸困難やチアノーゼ、最悪は意識を失ってしまうケースもありますので、早めに医師に相談し、病院を受診しましょう。

犬がいびきをかく原因

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体形によるもの

肥満体系の犬はいびきをかきやすくなっています。その理由は首周りの脂肪で上気道を圧迫し、呼吸がしにくくなっているので、いびきをかきやすくなります。

犬種によるもの

短頭犬種は鼻が小さく、つぶれているため鼻腔が狭い構造になっています。そのため空気が通りにくくいびきをかきやすいと言われています。以下が犬種が例になります。

  • フレンチブルドッグ
  • パグ
  • チャウチャウ
  • シーズー

鼻づまりによるもの

アレルギー感染症によって鼻水の量が増えてしまいます。すると鼻がつまり、苦しくなる為いびきをかいてしまうのです。また花粉の時期(2~4月頃)などもくしゃみ、鼻水が多くなるので注意が必要です。また、ハウスダストなども同様に愛犬が吸い込む事で鼻を刺激し鼻水が出てしまいます。

タバコの煙によるもの

家族の中でタバコなどを吸っている方がいる場合、いびきをかきやすい環境だといえます。たばこの副流煙によって犬の鼻が刺激されくしゃみをする事によって鼻水がでてしまい、いびきをかく事があります。人間より犬の嗅覚の方がが1000倍~1億倍優れていると言われています。その為、タバコの匂いには敏感になりやすいと言えるでしょう。

犬のいびきに予防法はあるの?

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散歩の時間を増やす

散歩の時間や日数を増やす事で愛犬の運動不足の解消が解消できます。
肥満体系の子は脂肪で上気道を圧迫してしまう為、呼吸がしにくくなってしまうのです。
実際にうちのポメちゃんは体重が増えすぎて、ドクターストップがかかりました。
実際の体重は何と6.5キロ!

体重増加に伴い、うちの子も最近いびきをよくかくようになりました。
いびきと一緒に表れるれるようになったしぐさを以下でまとめましたのでご覧ください。

ちょっと運動した時に出る症状、しぐさ

  • 運動するとすぐゼーゼーする!
  • すぐ立ち止まる!
  • 抱っこしてと見つめてくる!
  • 足を痛がる

運動の為散歩する事は良い事ですが、アレルギー持ちの子いるので時期のよっては注意が必要です。
花粉アレルギーの子だと時期によって症状悪化を招く事もあるので、花粉が多く舞う日、時間などは散歩を避けるように心がけましょう。

室内環境の改善

室内の空気環境が愛犬に与える影響は大きいでしょう。花粉やハウスダスト、タバコの煙、匂いなどが部屋を充満していては、愛犬、もちろん人間とってもいい環境とはいえません。そこで有効なのは空気清浄機の設置です。さまざまな機能のものがありますが、花粉などにも対応できるものを選び室内環境を整える事で、いびきの根本的な予防につながります。

寝る姿勢を変える

愛犬の寝る姿勢を変える事でいびきがおさまる事もあります。寝相の悪い子はつらそうな姿勢で寝てる場合があるので、そっと姿勢を変えてみましょう。背中を丸めるように寝かせるといびきをかきにくくなるのでオススメです。

食生活の改善

肥満体質の子はいびきをかきやすくなっているので食生活の改善は、かなり有効だといえます。
塩分の多いフードやおやつ、高タンパク質なものを与えている、間食が多い、などの場合肥満になりやすいので注意が必要です。また肥満体質の子はダイエットフードを与える事で改善されるケースも多いです。フードの変更であれば手軽にできるので、色々なものを試してみましょう。

最後に

犬がいびきをかく原因は肥満や犬種、病気や生活環境などさまざまです。まずはできる事から改善していく事が大切です。うちの子もそうですが、愛犬がいびきをかきながら寝ている姿を見ると何だか、愛らしいですよね。そんな愛らしいいびきですが、なかには病気が原因でかいているケースもありますので、普段のいびきよりも大きくなった?何だか急にいびきをかくようになった?など、心配であれば医師に相談してみましょう。

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